いきなり結論|VRG-S01BKはどんな人におすすめか?
「VRに興味はあるけど、いきなり数万円も出すのは怖い…」 「DMMのVR動画を、とりあえず一番安く体験する方法はないの?」 「エレコムのVRG-S01BKって、2,000円くらいで売ってるけど、実際どうなの?」
もしあなたが、最小限の予算でVRの世界を“お試し”してみたいと考えているなら、この記事はきっとあなたの役に立ちます。
こんにちは。普段は「PICO 4」のような本格的な一体型VRゴーグルを使い倒し、「スマホ用ゴーグルだけは買うな!」と公言しているサイトウです。
しかし、そんな僕だからこそ、多くの初心者が抱くこの疑問に答えなければならないと思いました。
「一体型VRゴーグルを知る僕が、あえて2,000円のエレコムVRG-S01BKを自腹で購入し、本音でレビューしてみた結果」を、忖度一切なしでお届けします。
この記事を読めば、あなたがVRG-S01BKを買うべきか、それともやめておくべきかが、明確にわかります。


これってどんな人向けのVRグラスなのかな?

価格と性能のバランスがちょうどいい格安機種を探している人に人気だね!
時間がない方のために、まず結論からお伝えします。 この「VRG-S01BK」は、以下のような**条件に当てはまる人になら“買い”**と言えます。
- VRが自分に合うか、まずはお試しで体験したい人
- とにかく予算3,000円以内でVRの雰囲気を味わいたい人
- 画質や没入感には期待せず、「VRってこんな感じか」と知れればOKな人
- 本格的なVR体験ではなく、寝ながら動画(寝VR)を手軽に楽しみたい人
逆に、**少しでも「画質」や「没入感」を期待するなら、絶対に手を出してはいけません。**後悔する可能性が高いです。
この記事では、なぜそう言い切れるのか、その理由を詳しく解説していきます。
- VRを初めて体験したい初心者
- コストを抑えて手軽に楽しみたい人
- 映画や動画を大画面で楽しみたい人
- ゲームの臨場感をアップさせたい人
- 高価なVR機器を購入する前に試したい人
本格的なVR機器に比べると機能は限られますが、スマホをセットするだけで簡単にVR体験ができるのが大きな魅力です。

タイプ別おすすめポイント


どんな人に向いているのか、シチュエーション別に説明してみるね!
- VR初心者の大学生
- 「VRに興味はあるけれど、どんなものか試してみたい。」
- コストを抑えて手軽にVRを試せるので最適。
- 映画好きの人
- 「映画館に行くのが面倒だから、家で没入感を楽しみたい。」
- 広視野角とピント調整機能で快適な映画視聴が可能。
- ゲーム好きの人
- 「スマホのVRゲームをもっと臨場感あるものにしたい!」
- 110度の視野角と安定した装着感で、ゲームをより楽しめる。
- ガジェット好きの人
- 「新しいデバイスを試すのが好き!」
- コストをかけずに新しい技術に触れられるので満足度が高い。
- 子ども向けに使いたい親御さん
- 「子どもにVRを体験させたいけど、高価な機器は買いたくない。」
- 手軽に体験でき、価格もリーズナブルなので子どもの入門用に最適。

開封の儀!エレコム VRG-S01BKの使い方を徹底解説
実際に購入した「エレコム VRG-S01BK」は、 家電量販店で2,500円ほどでした。
中身は本体、ヘッドバンド、取扱説明書と至ってシンプル。 ここからは、初心者がつまずかないように、使い方をステップ・バイ・ステップで解説します。
STEP 1:ヘッドバンドを取り付ける まずは本体にヘッドバンドを取り付けます。説明書通りに進めれば簡単です。
STEP 2:スマホをセットする 本体前面のフタを開き、お使いのスマートフォンをセットします。4.8〜7.0インチのスマホに対応しているとのこと。僕のiPhone 14 Proも問題なく収まりました。
STEP 3:【最重要】公式アプリでQRコードを読み込む ここが一番大事なポイントです!これをやらないと、映像が二重に見えたりして正しく視聴できません。
- お使いのスマホに「ボッツニュー公式アプリ」をインストールします。
- アプリを起動し、「VRゴーグル設定」から、取扱説明書に記載されているQRコードを読み込みます。
これで、VRG-S01BKに最適化された画面表示になります。
STEP 4:ピントと目幅を調整する ゴーグルを装着し、本体上部のダイヤルを回してピントと目幅を調整します。映像が一番くっきり見える位置を探しましょう。
これで準備は完了です。
VRG-S01BKの特徴

このデバイスの特徴をざっくり知りたい!

任せて!詳しく説明するね!
VRG-S01BKの特徴を簡潔にまとめると、以下のようになります。
価格 | 1,972円 |
広い視野角 | 110度の広い視野角で没入感を向上。 |
目幅・ピント調整が可能 | ユーザーの目に合わせて微調整ができる。 |
快適な装着感 | クッション付きフェイスパッドで長時間の使用も快適。 |
スマホ対応サイズ | 4.7〜6.5インチのスマートフォンに対応。 |
軽量設計 | 約280gの軽さで長時間の使用でも疲れにくい。 |
対応コンテンツの幅広さ | VR動画、360度動画、VRゲームなどに対応。 |
忖度なし!VRG-S01BKの“良かった点”【3つのメリット】
正直、あまり期待していなかったのですが、「この価格でこれはアリかも」と思える点もいくつかありました。
メリット①:圧倒的な安さ。ジュース感覚でVRの入り口が覗ける
何と言っても最大のメリットはその価格。2,000円台で「VRの雰囲気」が味わえるのは、やはり魅力的です。「VRに興味はあるけど、ハマるかわからないものに数万円は出せない…」という人の**“最初の一歩”としては、これ以上ない選択肢**と言えます。
メリット②:意外としっかりしたピント・目幅調整機能
安価なスマホ用ゴーグルには調整機能がないものも多いですが、VRG-S01BKはしっかりとピントと目幅を調整できます。これにより、最低限の視聴環境は確保できます。さすが国内メーカーのエレコム製、という安心感はありますね。
メリット③:「寝ながらVR(寝VR)」用途には最適解かも?
仰向けに寝ながら天井に映像を映す感覚で動画を楽しみたい「寝VR」。高価な一体型ゴーグルだと、重さや寝返りが気になります。しかし、このVRG-S01BKは軽くて安価なので、寝ながら雑に使うには最適です。壊れても精神的ダメージが少ないのは、大きな利点です。
正直に言います。VRG-S01BKの“ダメな点”【3つのデメリット】
さて、ここからは本音で語ります。一体型ユーザーとして、どうしても看過できないデメリットです。
デメリット①:画質は“お察しレベル”。没入感は低い
これが最大の壁です。スマホの画面をレンズで拡大しているだけなので、どうしても映像の粗さ(網目模様)が目立ちます。僕のPICO 4の映像が「4Kテレビ」だとしたら、VRG-S01BKは**「ブラウン管テレビ」**くらい違います。せっかくのDMM動画も、この画質では魅力が半減してしまいます。「映像の中に入る」という本格的な没入感は期待できません。
デメリット②:準備がやっぱり面倒くさい
動画を観るたびにスマホをセットし、フタを閉め、再生や早送りのたびにフタを開けてスマホを操作…。この手間は、一体型ゴーグルの快適さを知っていると耐え難いものがあります。結局、この面倒くささが原因で使わなくなる人がほとんどでしょう。
デメリット③:音漏れと光漏れが気になる
本体にイヤホンジャックを通す穴はありますが、基本はスマホのスピーカーから音が出ます。当然、音はダダ漏れです。また、顔との間に隙間ができやすく、そこから光が漏れてきて現実に引き戻されます。集中してVRの世界に浸るのは困難です。
具体的な使用感レビュー


ネットで見かける使用感についてのレビューをまとめてみたよ!
実際にVRG-S01BKを使用した感想を詳しく紹介します。
装着感 フェイスパッドのクッションがしっかりしており、装着時の圧迫感が少なく快適です。ただし、長時間の使用では多少の疲労を感じることもあります。
視野角と画質 視野角は110度と広く、没入感があります。ただし、スマホの解像度に依存するため、高画質なディスプレイのスマホを使うとより楽しめます。
調整機能 目幅やピントの調整ができるため、視力が異なる人でも自分に合った視界を確保できます。特に、メガネをかけたままでも快適に使用できるのは大きなポイントですね。
価格と機能のバランスの良さ!それがVRG-S01BKグラスです

このゴーグルの一番の特徴って何かな?

そりゃもう、価格と性能のバランスの良さ。これがずば抜けているんだ!
VRG-S01BKは、エントリーモデルながらコストパフォーマンスに優れています。
高価なVRヘッドセットは3万円以上するものが多いですが、本製品は数千円で購入可能。ですので、手軽にVRを試したい人にとって、非常にリーズナブルな選択肢です。
また、視野角が広く、目幅・ピント調整もできるため、個人差に合わせた快適な視聴が可能です。安価なVRグラスの中には、調整機能がないものも多いため、VRG-S01BKのこの機能は大きなメリットと言えます。

【ダメ!ゼッタイ!】こんなあなたはVRG-S01BKグラスを選ぶと後悔するぞ!


でも、誰にでもピッタリってわけじゃないよね?

そうだね。少し人を選ぶ部分はあるかもしれない・・・
VRG-S01BKは非常に優秀なエントリーモデルですが、以下のような人には向いていません。
- PCやゲーム機に接続して本格的なVR体験を求める人 → スマホ専用のため、PC用VRゲームは非対応。
- ハンドトラッキングやコントローラー操作が必須なVRゲームを楽しみたい人 → 専用コントローラーは付属していません。
- 高画質でプロ仕様のVR体験を求める人 → 高価なVRヘッドセットに比べると画質は劣ります。
- 長時間使用する予定の人 → スマホの発熱やバッテリー消費が気になる場合も。
こんなタイプの人は、以下の記事で解説している他の機種を選んだ方が後悔が少ないと思うので、ぜひご覧になって下さいね。
まとめ


2000円未満でこの機能って、ちょっとすごくない?

この価格でこの機能は、かなり優秀だと思うよ!
エレコム VRG-S01BKを本音でレビューしてきましたが、まとめるとこうなります。
これは、「本格的なVR体験」をするためのゴーグルではありません。 あくまで、**「VRとはどんなものか、その雰囲気を2,000円で知るための入場券」**です。
そのことを理解した上で、
- 自分はVRにハマれる人間なのか、適性テストとして使ってみたい。
- 画質は気にしない。寝ながらダラダラ動画を見るためだけに欲しい。
という方であれば、この2,000円の投資は価値があるかもしれません。 しかし、少しでも「感動したい」「没入したい」という気持ちがあるなら、あと数万円頑張って「PICO 4」などの一体型VRゴーグルを買うべきです。得られる体験価値は、文字通り100倍違います。
以下に、本製品のポイントを表にまとめました。
価格 | 1,972円 |
視野角 | 約110度 |
調整機能 | 目幅・ピント調整可能 |
スマホ対応サイズ | 4.7〜6.5インチ |
重量 | 約280g |
対応コンテンツ | VR動画、360度動画、VRゲーム |
「VRを試してみたいけれど、高価な機器を買うのは不安…」という方にはぴったりの製品です。初めてのVR体験なら、気軽に楽しめるVRG-S01BKは、かなり賢い選択になると思いますよ!
